【保存版】高配当株の探し方|配当利回りだけじゃダメな理由も解説

「配当利回りが高い=お得」って思ってる人、ちょっと待った。

安心して持てる高配当株を探したいなら、利回りだけ見てちゃダメです。
「業績がボロボロだけど利回りだけ高い会社」って、
要するに、その株を誰も欲しいと思っていないだけなんですから。

この記事では、高配当株投資で地雷銘柄を避けつつ、ちゃんとお金を増やせる銘柄の選び方を、初心者にもわかるように解説します。

後半では、筆者が実際に使っている「スクリーニングのやり方」も紹介。
マネしてそのまま使えるので、読んだら即行動できます。

この記事でわかること
  • 高配当株=お得と決めつけるのが危険な理由
  • 最低限チェックすべき指標
  • 実際に筆者がやっているスクリーニング方法(手順つき)
目次

配当利回りが高い株って、お得に見えるけど大丈夫?

高配当株が人気の理由と、その裏にある落とし穴

「配当利回り5%超え!?これは即買いでしょ!」
……って思ったそこのあなた、ちょっと深呼吸しましょう。

確かに、高配当株は「放っておいてもお金が入ってくる感」があって、魅力的に見えます。
日本の普通預金金利は少しずつ上がってきていますが、それでも0.22%前後。

なので、5%とか7%なんて数字を見ると、つい飛びつきたくなるのもわかります。

でも、そういう「数字だけ光ってる株」って、大抵ろくなもんじゃない。
株価が下がりすぎて、利回りだけが異常に高くなってるだけのゴミ株、意外と多いんです。

つまり、値札だけ見て「お得!」って買ったら中身はジャンク品、みたいなこと。
それが高配当株のなんです。

「利回りだけ」で選ぶと失敗するパターンとは

高配当=優良、ではありません。
実際にありがちな地雷銘柄は以下のとおり:

  • 赤字転落してるのに、見栄で配当を出し続けてる企業
  • 一時的な特需で業績が良いだけ(例:海運、商社、不動産)
  • 配当性向が100%超え。つまり「利益以上に配当を無理やり出してる

こういう銘柄は、ちょっとでも業績が落ちたら
配当カット→株価暴落のコンボを食らいます。

じゃあ、どこを見れば“ちゃんとした高配当株”なの?

最低限チェックすべきは「売上」「営業利益」「配当性向」

「利回りだけじゃダメ」って話はわかったけど、
「じゃあ、何を見ればいいの?」ってなりますよね。

答えはシンプルです。
まず見るべきは、その会社の稼ぐ力がちゃんとあるかどうか
つまり、

  • 売上、営業利益、が右肩上がり or 安定しているか
  • 配当性向(利益のうちどれくらいを配当に回してるか)が60%以下くらいに収まっているか

この2点を見て「無理せず配当を出している企業」なら、わりと安心して保有できます。

逆に、配当性向が100%を超えてたり、営業利益、EPSがマイナスの会社はアウト。

そりゃあ配当って、利益の一部を株主に還元しているだけなんですから、
利益もないのに配当を継続して出せるわけないですよね。

初心者でもできる、簡単なチェック方法

「決算書とか見たことないしムリ……」って人、大丈夫。
実際に数字を見るのは“感覚”でOKです。

例えば、Yahoo!ファイナンスの企業ページにはグラフ付きで売上、営業利益の推移が載ってます。
※アプリ版のみ。PCだと株予報のページに飛べば見れるみたいです。

それを見て、

  • グラフが右肩上がり → OK
  • ガタガタしてる → 不安定
  • 右肩下がり → 危険信号

売上増加、営業利益右肩上がり→OKの例

7972 イトーキ

売上が停滞、営業利益右肩上がり→危険信号の例

6089 ウィルグループ

このくらいの感覚で、まずは十分です。

配当性向、配当利回りも同じく確認することができます。
「60%以下」が目安。
80%とか90%とかだったら、「え、そんなギリギリで配当出してるの?」って疑ってください。

細かい分析より、「この会社、ちゃんと稼げてる?」「ちゃんと余裕を持って配当だしてる?」という視点が一番大事です。

Xでも気になった銘柄について分析した内容をポストしたりしています。よければフォローお願いします。

高配当株を探す具体的な方法|筆者のやり方を公開

マネックス証券の銘柄スカウターを使えば簡単

「業績も見るのが大事なのはわかった。でも、いちいち全部の企業チェックしてられん」
ごもっとも。そこで登場するのが、マネックス銘柄スカウター

筆者が使っているのは、マネックス証券の銘柄スカウターというツールです。
これが無料とは思えないくらい高機能で使いやすい。

たとえばこんな条件で絞り込めます:

  • 売上高:増収率前年比10%以上
  • 営業利益:増収率前年比10%以上
  • 配当利回り:3%以上
  • 配当性向:60%以下

みたいに、クリックで条件を入れていくだけ。
決算書を読まなくても、数字だけで“地雷っぽい会社”をふるい落とせるってわけです。

しかも、マネックス証券は口座を開設してログインするだけで、スクリーニング機能が無料開放されます。
高配当株投資やるなら、ここに登録しておかない理由がないレベルです。

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ちなみに、ハピタス経由でマネックス証券に登録すると、
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少し手間ですが、株の資金に充ててもよし、焼肉に行くもよしなので、こちらからの登録もおすすめです。

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筆者がよく使うスクリーニング条件を実例解説

実際に筆者がやってるのは、こんな感じの条件セットです:

条件内容
配当利回り3%以上(できれば4%以上)
配当性向20〜60%程度
売上高増収率前期比10%以上
営業利益増収率前期比10%以上
自己資本比率30%以上
PER20倍以下

この条件で絞り込むと、ちゃんと稼いでて、無理なく配当を出している企業がかなり見つかります。

さらに、気になった銘柄を見つけたら、過去5年の売上と利益のグラフをサッとチェック。
ガタガタじゃないか?急激に落ちてないか?を確認してします。

この確認作業は株探ヤフーファイナンスのほうがやりやすいかもしれません。
皆さんのやりやすい方法を見つけてみてください。

さらに、配当の推移も確認します。過去に減配していないか、安定的に増配されているかを確認したうえで、最終的な投資判断をします。

このやり方なら、初心者でもヤバい株をかなりの確率で避けられるようになりますよ。

「利回りが高い」ってだけで飛びつくより、よっぽど現実的で失敗しにくいです。

1928 積水ハウスで実際に確認してみる

試しに、上記のスクリーニング結果に挙がっている、「1928 積水ハウス」で確認作業をしてみましょう。

  • まずは過去5年の売上と利益のグラフをチェック
    売上、営業利益ともに右肩上がりなのが分かりますね。ひとまずOK
  • 配当の推移を確認
    →右肩上がりで増配中。これからも増配を期待できそうですね。

以上より、積水ハウスは業績の面でも、減配リスクの面でも合格ということがわかります。

ただし、2025年6月5日時点のニュースで、「2025年2〜4月期の連結決算は、純利益が前年同期比34%減の333億円だった」と発表され、積水ハウスの株価は暴落しています。

このニュースをどう見るかは個人投資家である皆さん次第ということになります。

通期の見通しは据え置きだから一時的な下落とみて保有するか、
通期の見通しを達成できないと予想して見送るか。

これが腕の見せ所です。

筆者もまだまだ未熟者ですが、こういった作業をして、少しでも資産を増やそうと試行錯誤しています。

まとめ|“利回りだけ”の投資はもう卒業しよう

ちゃんと業績を見るクセをつけよう

高配当株って、確かに魅力的です。
でも「利回りが高い=いい株」じゃないことは、ここまで読んでくれたあなたならもうわかってるはず。

配当は、会社がしっかり稼いでいて、ちゃんと利益が出ているからこそ出せるもの。
その土台がグラついてたら、いくら利回りが高くても、砂上の楼閣。
そんなもん、いずれ崩れます。

だからこそ、数字をチラッとでも見るクセをつけましょう。
売上・利益の推移、配当性向、配当の推移、この3つだけでもいいんです。
それだけで投資が失敗するリスクはグッと下がります。

まずは無料でスクリーニングを試してみるのが吉

「業績も見るべき」って言われても、最初は難しく感じるかもしれません。
だからこそ、スクリーニング機能を活用するのが手っ取り早い。

筆者が使ってるマネックス証券なら、
口座を作るだけで高性能なスクリーニング機能が無料で使えます。
変な情報商材に手を出す前に、まずは公式ツールで練習です。

繰り返しますが、配当利回りだけ見て選ぶのはもう卒業しましょう。
しっかり稼いで、配当を出してくれる“真っ当な企業”を見極めてこそ、
高配当株投資の旨みが味わえるんです。

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