「投資って、そろそろ始めたほうがいいんでしょ?」 そう思って証券口座を開いたあなた。ちょっと待って。
そのまま突っ込むと、だいたい痛い目みます。
投資は怖くない。でも、“知ってれば避けられた失敗”にハマって損してる人、マジで多い。
筆者も、SNSで見た銘柄をよく調べもせずに買って爆損→塩漬け。 はい、投資初心者のテンプレコースでした。

塩漬けした銘柄がプラマイゼロに戻るまで
2年くらいかかったなあ・・・(しみじみ)
この記事では、初心者が陥りがちな投資の間違い7選を毒舌まじりに解説します。 「これ読んでから始めてれば…」って、きっと思いますよ。
投資初心者がやりがちな間違い7選
① 投資と投機の区別がついてない
「仮想通貨で一晩で20万儲かった!」
「レバレッジETFって爆上がりするんでしょ?」
……それ、投資じゃなくて投機です。
投資は、時間をかけて資産を育てるもの。
投機は、短期間で利益を狙いにいく賭けの要素が強いもの。
どっちが悪いとかじゃない。 でも、初心者が投機に手を出すと、ほぼ100%やられる。
まずは、長期・分散・積立。 地味だけど、これが結局いちばん強いんです。
② 生活費まで投資に突っ込む
「未来のため」とか言いながら、今の生活が火の車。 それ、無謀です。
投資は余裕資金でやるのが大前提。家賃払えなくなるような状態でやるもんじゃない。
まずは半年分の生活費をキープ。“生活防衛資金”を作ってからが本番です。


③ SNSの「儲かった自慢」に影響される
「この銘柄で+80万円です!」みたいなポスト、目にしたことありますよね。
でもその裏で、マイナス200万になってる話は絶対出てきません。



あと、証券口座の画面のスクショって割と簡単に改ざんできるから、あんまり真に受けないようにね。
他人の成功体験って、99%美化されてます。
④ 「短期で稼ぐ」が目的になってる
「毎月3万円くらい、投資で稼げないかな」 ……って発想で始めると、大体やらかします。
株も投資信託も、“時間を味方につけて増やす”のが基本。
短期で稼ぎたいなら、それはもう投資じゃなくて投機です。
⑤ 「なんとなく」で買って、なんとなく不安になる
「オルカンがいいって聞いたから買ってみた」 「S&P500が人気っぽいからなんとなく」 ……それ、買った直後に不安になるパターンです。
初心者にとってオルカンやS&P500は、たしかに間違いない選択肢。
でも大事なのは、「なぜそれを選んだのか」自分で説明できること。
理由もわからず買ってしまうと、 相場がちょっと下がっただけで「やっぱりやめとけばよかった…」って気持ちになります。
投資はメンタル勝負。納得して選んだ商品なら、下がっても握れる。
でも、「なんとなく」で買った商品は、下がった瞬間に不安が爆発します。
買う前に、せめて一言だけでも「これはこういう商品で、こういう理由で買う」と自分に言えるか、確認してみてください。
⑥ 判断を完全に人任せにしてる
「楽天証券で人気1位のやつにしとこ」 「職場の先輩が買ってるから安心っしょ」 ……その買い方、ただの思考停止です。
もちろん、信頼できる人の意見を聞くのは悪くない。 でも、それをそのまま鵜呑みにして買うのは危険。
だって、相手とあなたでは“目的”も“リスク許容度”も違うんです。
たとえば、老後資金のために20年かけて増やしたい人と、5年後に家を買いたい人では、選ぶべき投資商品はまったく違う。
「なんでこれを買ったのか」が自分の中で説明できないと、相場が荒れたときにパニックになります。
アドバイスはあくまで“参考”に。 最終判断は、自分の頭で。
⑦ 調べすぎて行動に移さない
「情報が足りない」「もっと勉強してから」って言い続けて、半年経過。あるあるです。
投資は小さく始めて、やりながら覚えるのが正解。
最初から100点を狙わずに、まずは動くこと。 たとえ少額でも、実際に買ってみたほうが100冊読むより理解が早いです。
まとめ|「やらかし」を避けるだけで生き残れる
投資で成功するには、“勝つ方法”より“負けない方法”を先に知ることが大事。
- 投機と投資を混同しない
- 余裕資金でやる
- 短期で結果を求めない
- 他人の意見に流されない
- とりあえず行動する
このあたりを押さえておくだけでも、失敗リスクは激減します。
まずは小さく始めて、“続けられる仕組み”を作るところから。
投資は、継続した人だけがリターンを得られる世界です。
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